山門は、仏の世界に入る関門。東方に持国天王、西方に広目天王、南方に増長天王、北方に多聞天王の仏法守護の四天王を奉祀。この土地に仏法を末永くとどめようという願いを象徴している。当山の四天王と同種のものは越前の永平寺に見られるだけで珍しいもの。
法堂は伽藍の一番奥に位置し、各種の法要、仏法を布演するところ。中央に本尊・聖観世音菩薩を祀る。
坐禅堂は雲堂、枯木堂、又は選佛場とも呼ばれ、坐禅弁道[ざぜんべんどう]の根本道場。中央に(仏の)智慧の象徴である聖僧[しょうそう](文珠菩薩)を安置。各種の研修に利用されている。
庫院は仏・法・僧の三宝供養の食事を調弁するところ。守護神・韋駄尊天を祀る。三度の食事は空腹を満たすだけではなく、自己の生命を全うし、身や心を養い、人格完成のための尊い手助けとして戴く。
当山の鎮守尊の一つ。慈戒大力生神祇を祀る。慈戒和尚はご開山さまの手足となて、慈光寺創建の時、その神通力をもって巨木や大石を運んだり、村人を一瞬にして京都見物につれて行き祇園祭を楽しませたという伝説が残っている。その超人的な働きをもって、人々はいつしか天狗様と呼ぶようになったという。
鳴滝不動尊を祀る。不動尊は菩提心が堅固で揺るぎない智慧を有している。力強く逞しい姿に象徴される様に、心は慈悲であっても悪に対しては真向から立ち向かう強い意思を示している。不動尊との御縁を結ぶことによって、難を除き福を招き、正しい活力、不動心を授けてくれる明王である。
輪蔵ともいう。建物の中心に一本の心柱[しんばしら]で支えられ、左右に組まれた材によって回転する仕組みになっている。中には、お釈迦様一代にわたって説かれた鉄眼版一切経が収められている。古来より、この経蔵を自ら回転させることによって仏縁が結ばれ、一切経を全て読んだのと同じ功徳が授かると言い伝えられている。西暦500年頃、中国・梁の時代、経蔵の考案者、「傅大士」を中央に祀る。
例年2月12・13日に春の祭礼が行われ、多勢の参拝者で賑わう。近年、この行事の風物詩として「雪灯篭」まつりが催され、夜遅くまで賑わいを見せる。また12年に一度丑年には、秘仏・本尊が御開帳される。天平2年(730)、奈良時代の高僧・行基が北国巡錫の折、当時疫病が大流行し人心の不安で世相が混乱した為、病を鎮め、世の安泰を願い、1本の銘木より虚空藏尊二体を刻み、うち一体をを堂宇を建立して安置したのがその始まりと云われる。もう1体も又鎮護、福寿無量の菩薩として彼の地にて多くの信仰を集めている。
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