地元・蛭野地区は銀杏の時節です

秋も深まってきた。山や里にはそれぞれ衣装替えをし、まもなく蛭野の銀杏も道路一杯に黄色のジュウタンを敷き詰めていく。毎年繰り返される情景であるが、自然の仕組みや営みには驚くべきものがある。その自然の働きの中で多くの生命が深いところ、しかも巧妙に繋がって呼吸をしている。まさに神秘的である。
最近、十数年の悪戦苦闘をし、無農薬栽培で成功したりんご農家の話を耳にした。収穫は多少落ちるが、肥料を与えなくともおいしさは抜群であるという。自然の力、営みに任せるといっても決して手抜きをしたわけでは無い。自然の摂理にかなった栽培方法のようだ。
今は技術の進歩により収穫量が先行されるが、ひとたび人間の生き方に置き換えれば、はたして豊かで便利な生活だけを追い求める考え方だけで良いのだろうか。経験や苦労のなかで、いろんな関わり合いをもち、身も心も本来備わっている「人間力」を高める必要があるのではないか。
便利な時代の中での生き方、過ごし方、育て方を改めて考えてみなければならない。